聞き手に伝わりやすいプレゼンには、コツやテクニックがあるのか気になりますよね。
プレゼンの経験が少なく、今後プレゼンを備えている方は不安や心配事も多いと思います。
この記事では、伝わりやすいプレゼンの構成や、よくある失敗事例も踏まえて対策をご説明していきます。
これからのプレゼンのご参考にしていただけると幸いです。
わかりやすいプレゼン資料とは?
プレゼンをする目的は、相手に伝えたいことを伝えるためです。
伝わりやすいように、基本はまず次の2つを意識しましょう。
結論から話し、次にその結論に至った根拠を話す
スライド1枚につき1メッセージを意識する
プレゼンテーションの流れ
「PREP法」というものをお聞きしたことはあるでしょうか。
まずPint(結論)を述べます。次に、その結論に至ったReason(理由)です。その後、Example(具体例)を示しましょう。最後に、Point(結論)を改めて述べます。
これを意識していただくと、論理的かつ説得力のあるプレゼンとなります。
この文章構造を意識したうえで、導入・本体・まとめの流れでプレゼン資料を作成しましょう。
導入で相手の心を掴み、本体部分でメリットを伝えて、まとめで聞き手の行動を喚起しましょう。
先ほどお話しした、スライド1枚につき1メッセージを意識しつつ、だらだらと長すぎない資料が良いでしょう。
基本的なプレゼン資料の構成
最も基本的な構成は「導入・本体・まとめ」です。
導入で、これから始めるプレゼンに関心を持ってもらえるように相手の心を掴みます。
プレゼンの目的や、この先の展開がわかりやすいように目次を伝えるといいです。
本体部分は、プレゼンの最も伝えたい要点です。具体例・事例やデータをセットで考察を展開していきましょう。
まとめで、締めくくりを行います。改めて、導入で述べたプレゼンの目的と、本論で展開した考察の重要部分を簡潔にまとめます。
見やすいプレゼン資料の構造
見やすいデザインにするために次の4つを意識しましょう。
文字は多すぎないようにして、余白を作る
色は3色までにする
無意味なアニメーションやイラストは省く
図や写真は効果的なものを選び使用する
資料に複雑な組織図や細かい図を入れて、どこがスライドのポイントなのかわかりにくくならないようにしてください。
ポイントがはっきりしないと、聞き手はスライドの内容を理解しようとしているうちに次のスライドに移ってしまい、何を言いたいのかわからない事態に陥ってしまいます。
そのため、ポイントを明確にして、最後には聞き手に行動を促すようなメッセージを盛り込むことが大切です。
プレゼン初心者にありがちな失敗と対策
3つの事例と対策をご紹介します。
話す内容が瞬時に出てこない
リハーサルをして備えます。そのうえで、ポケットにメモを入れるなどして、いざというときは確認できるように備えましょう。
スライドがうまく動作しない
思わぬトラブルを避けるために、当日は練習時と同じPCを使うとよいです。
スライドにグラフなどを別資料から貼り付けると、うまく表示されない場合があります。どんな場面でも表示されるよう、画像形式で貼り付けるとよいでしょう。
聞き手に内容が伝わっていない
リハーサル後、第三者にフィードバックをもらいましょう。または、社内のプレゼンなら発表が済んでからフィードバックをもらい、次に生かしましょう。
まとめ
伝わりやすいプレゼンの構成や、失敗事例と対策についてご説明してきました。
「PREP法」や、資料作りで意識すべき余白と使用する色は3色までなど、すぐに取り入れられることも意外と多かったのではないでしょうか。
チェック項目としてメモしておき、資料作成時に見直すとよいかと思います。参考にしていただければ幸いです。
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